どうも河野圭祐です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は【お金への理解】幸福なお金持ち、不幸なお金持ち|幸福な人生とは何かに夢中に取組めることだというテーマでお話ししていくのですが、はじめに誤解されないように説明しておきます。
今回の内容はお金を稼ぐなとか、金儲けは汚い事だとか、そういう事ではありません。
お金は人生を豊かにしてくれる素晴らしいものだし、決して汚いものなんかじゃありません
今回お伝えしたい結論は、お金持ちであることと、幸せであることが必ずしもイコールではない、という事を理解していただきたいんです。
今回はそんな、幸福に生きていくために必要な考え方について、3分を目安にお話ししていきます。
インスタントスタディ、スタートです。
お金持ち=幸福ではない
あなたは収入がどれくらいあったら幸せだと思いますか?
今の2倍あったら?それとも3倍あったら?収入が何倍にもなったらいいなと、誰でも思いますよね。
僕ももちろん収入は今の何倍にもしたいと思っている一人なので、そんなあなたの気持ちはよくわかります。
ただ、お金を稼ぎたいと思う気持ちと同時に、「お金持ち=幸福ではない」ということを理解しておかなければなりません。
なぜなら、お金持ちになって幸福になった人もいますが、同じくらい不幸になった人もたくさんいるからなんです。
わかりやすいように2つの事例を説明していきます。
コンビニバイトをしているお金持ち
ある日僕が散歩をしていると、たまたま会った近所のおじさんに話を聞くことがありました。
話しによるとそのおじさんは土地持ちで、今は好きな畑の仕事をして毎日過ごしているそうです。
そして、そのおじさんはもう一人、近所で有名なお金持ちの人の話をしてくれました。
「あそこの家の人は国道の土地をたくさん持ってる人ですごい金持ちなんだけど、今はやることがなくてただ家にいるわけにもいかないから、そこのコンビニでバイトしてるよ。」
その話を聞いたときに、僕はそのコンビニバイトをしているお金持ちが、本当にかわいそうだと思いました。
その人が持っている土地は、全国展開しているチェーン店が数多く出店していて、めちゃくちゃお金持ちであることは間違いありません。
しかし、夢中になれるものが見つけられなかったがために、今はコンビニでバイトをしているんです。
あなたはこれが本当に幸せなことだと思いますか?
確かに遊んで暮らせるだけのお金は持っていますが、実際にはそういうわけにはいかないんですね。
なぜなら、人は自分の存在価値を感じられなければ、幸せに生きていく事はできないからです。
誰からも必要とされず、誰からも認められないまま生きていく事ほど、辛い事はないんですね。
何かしなければという理由だけで、コンビニバイトをしているお金持ちは、本当の意味で幸せではないと僕は思いました。
落語「水屋の富」から学ぶお金の話
落語で「水屋の富」という、お金にまつわるとても深い話があるので紹介します。
江戸時代の頃、親八という水屋(生活水や飲み水を運ぶ仕事)をしている男がいました。
そんな親八はある日、将来のまとまった金が欲しいと思い、富くじ(宝くじ)を買うことにしたのですが、なんとその富くじが当たって千両もの大金を手に入れることになりました。
新八もちろん大喜びして帰って、金の隠し場所を考えました。
そして最終的に畳の下にお金を隠すことにしたんです。
しかし、その日から新八は夢の中で強盗に襲われる夢ばかり見るようになり、全く眠れなくなってしまいました。
起きたらすぐに畳を上げて確認し、出掛けてもお金の事ばかり心配になってしまい、全てのことが疑心暗鬼になってしまいました。
そんなある日、親八がお金を確認しているところを見たヤクザが、しめしめと思い親八が出掛けたすきに、全て盗んでいってしまったんです。
そして、親八が家に帰り畳を上げると、お金が全てなくなっていることに気づき、親八はこう言いました。
「アハー、金が無い!! 俺の金が…、今晩からゆっくり寝られるな」
どうでしょう?お金に囚われることの怖さがわかる、とても深いお話ではありませんでしたか?
お金を持ったことで苦しみが生まれ、お金が無くなったことで苦しみから解放されましたよね。
お金への理解がない人は、お金を持っても囚われてしまい不幸になってしまうという、教訓の多いお話でした。
自分が輝ける、夢中になれる分野を見つけよう
人が幸福を感じるときは、自分の能力を発揮してそれを評価してもらえた時です。
そして、次第にその行動には使命感が生まれ、能力を発揮すること自体に夢中になることができるんです。
将来に不安を抱えている人というのは、本質的にはお金に不安があるわけではありません。
なぜなら、どんなに高収入な仕事であっても、自分が嫌なことや才能を発揮できない仕事では、どんどん不安になってしまうからです。
「周りに挑戦している人がいるのに自分はこのままでいいのか?」「一度きりの人生、金さえもらえればつまらない事をしてていいのか?」
そんなことを考えてしまい、何かに夢中で取り組んでいる眩しい人達から目をそらしてしまいます。
だから、不安を感じることの本質というのは、お金がないという事ではなく、使命感が持てないという事なんです。
逆に言えば使命感さえあれば、どんなに辛い事であっても前向きに乗り切ることができます。
どんなに働いたって、「今日も最高の一日だった!」と、毎日感謝して眠りにつくことができます。
もし、今やっている仕事に使命感が持てないのなら、視点を変えてみてください。
あなたには必ず才能があり、どんな会社でも視点を変えれば、その才能が活かせない事なんてないんです。
そのあなたの才能が発揮できた時、それ自体がお金以上の報酬としてあなたの財産となっていきます。
あなたの強みや才能を活かせる分野はなんですか?
自分が輝ける分野について考え、夢中になれる幸せをつかみ取ってください。
では、そろそろ3分になりますので今日はこの辺で、今日もあなたが豊かな一日が送れる事を心から願っています!
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