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仕事になぜ美意識が必要なのか?

どうもこんにちは、河野です。

今回の記事では、仕事になぜ美意識が必要なのかについて解説していきます。

早速今回の記事の結論を言ってしまうと「ビジネスの正解がコモディティ化しているから」です。

以前インスタグラムの方で簡単に解説させていただいたのですが、今回はさらに深堀した内容をお届け致します。

「美意識ならいつも服装や髪形も気にかけてるし、清潔感もあって美意識には問題ありません!」

そんなあなたこそ気を付けてください、実は美意識が全く備わっていない可能性が高いです。

なぜなら美意識とは、外見の美意識だけでなく「行動」「所作」「発言」「感性」など、全ての判断基準において美しいかで判断し、その判断結果が洗練された誰が見ても美しいものでなければならないからです。

こう聞いてしまうと非常にハードルが高く感じてしまいますが、あなたはただ美意識が何なのかをまだ知らないだけです。

今回はそんな、今後仕事をしていくために必須な資質と言ってもいい、美意識について僕と一緒に学んでいきましょう。

ビジネスの正解がコモディティ化している

コモディティ化という言葉をあなたは知っているでしょうか?

コモディティ化とは簡単に説明すると、機能や性能や品質などが似たようなものになってしまい、違いがほとんどないコピーサービスやコピー商品であふれてしまうことを言います。

例えば冷蔵庫、薄型テレビ、飲料水などは完全にコモディティ化している商品の1つで、コアなファンを除けばどこのブランドの商品がどんな特性があるかなんて答えられないし、どこのブランドが良いかなんて気にする人もほとんどいません。

こういった状態になると、顧客はブランドを求めて購入するのではなく、価格だけを比較して購入するようになり、価格戦争が起こって安売り合戦へと発展してしまうのです。

数年前は数十万円していた薄型の大型テレビが、今は数万円で購入でき1人暮らしの学生の家にも当たり前に置いてある現実を見れば理解しやすいと思います。

業界がコモディティ化してしまうと、生き残れるのは大量生産して価格を下げられる大手だけになってしまい、小さな中小企業はほとんどが消されてしまうという恐ろしい事態になってしまうのです。

 

コモディティ化のヤバさはわかっていただけたと思いますが、実はこのコモディティ化が、なんとビジネス全体に起こり始めているという事実があるのです。

その理由は2つあり、1つ目は「今の時代は誰でも同じ情報を得ることができる」ということです。

今の時代、ほんの一部のラストサムライを除いては、ほとんどの人がスマートフォンを持っています。

ここ数年で急激にスマートフォンが普及し、電波回線の安定化が進みました。

そのおかげで誰でもどこでも、インターネットにつながることができ、同じ情報を得ることができるようになっています。

また、YouTubeやSNSの発展によって今までは講演会やセミナーに参加したり、高い教材などを買わなければ得られなかった情報が、誰でも無料で手に入る時代になり、情報の価値もどんどん下がってきているのです。

そしてもう一つコモディティ化の要因があります。

それは、「科学的なビジネスの正解はすでに決まっている」ということです。

僕はそれなりに本も読んでいるし、ビジネスコンテンツも見て勉強していますが、ある違和感を最近感じています。

それは、ビジネスの正解が言葉が違うだけで、結果同じことを言っている部分が非常に多いという事です。

これはどういうことなのかというと、ビジネスの成功法というのは、ある程度科学的に証明された型があるということです。

例外を除いては、ほとんどの成功例は言語化できるものであり、言語化できるという事は今の時代ではインターネットで調べることができてしまうのです。

科学的なアプローチにおいては破天荒なものというのはほとんどなく、やらなければいけない事というのはほとんど決まっているのです。

ビジネスの科学的な正解は決まっていて、その正解は誰でも知ることができる。

今ビジネスの世界では、このようなことから正解のコモディティ化が起こり始めているのです。

現代ビジネスで勝ち抜くための戦略

正解が決まっているのなら、どの業界もいずれは必ずコモディティ化してしまい、小さな企業は生き残れないのではないかと不安に思う方も多いのではないでしょうか?

でも安心してください、あなたのその不安は的中していて遅かれ早かれヤバくはなる可能性は十分あります(笑)

では、肝心の今後はどのようにしてコモディティ化から脱却し、生き抜く戦略をたてればいいのか?

そのヒントは戦略の軸をずらすことにあります。

科学的な成功の考え方の軸は「論理と理性」という数字などを中心とした考え方ですが、今後重要になるのは「直感と感性」を軸に置いた美意識を中心とした経営戦略です。

直感と感性を軸に置いた経営戦略とは、あなたの企業にしか作れない「世界観」や「ストーリー」での差別化戦略になります。

論理や理性での経営戦略は言語化できてしまうため必ずマネできてしまいますが、あなたの企業のストーリーや世界観は、他の企業では決してマネすることができません。

しかし、世界観とストーリーというのは、ただ企業のこれまでのストーリーを棒読みすればいいという事ではなく、人の共感を生み心を動かすようなものでなければなりません。

そんな洗練された世界観やストーリーを作り上げるために必要な資質が美意識なんです。

美意識とは外見だけ小ぎれいにいしてればいいという事ではなく、全ての判断基準が美しいという事が大事になります。

例えばサイボディのサイボディコースというパーソナルトレーニングでは、当日キャンセルは原則回数を消費するルールになっているのですが、いつも休むことなく通ってくださっているお客様が、当日事故で来れなくなってしまったとします。

この時に社内のルールを守り1回分消費にする対応と、「お体は大丈夫でしょうか?今回は消費にはいたしませんので安心して静養してください」という対応では、どちらが美しいでしょうか?

もちろんルール的には前者の対応は正しいですが、美的感覚からは完全にアウトな対応となります。

美意識というのはルールを守れば良いという一般的な企業の教えでは身に着けることは決してできない為、会社全体での取り組みとして美的感覚を養っていく必要があるのです。

つまり、ルールや規則に従うだけではなく、メンバー全てが自分のモノサシを持ち、自立して判断していくことができる組織作りをしていかなければならないのです。

美意識の鍛え方

美意識を鍛え、自分の中にモノサシを持ち判断していくためには、意識的に美意識を鍛えていく必要があります。

美意識を鍛えるためにまず行わなければならないことは、視野を広げ自分の会社の外に目を向けることです。

なぜなら、自分の会社の中だけに視点を置いてしまっては、自分の会社の狭い世界の常識が、広い世界の常識だと勘違いしてしまうからです。

まずは自分の会社以外に目を向けて、自分の会社の「狭い世界の掟」に気づけるだけの異文化体験が必要になるのです。

自分の会社の常識は、他の会社の非常識なんです。

美意識を鍛えるために僕がおすすめする方法としては、映画、ドラマ、アニメなどコンテンツを意識的に率先してみる、一流ホテルやレストランなど一流のサービスを受けることです。

映画やアニメのコンテンツには全て、意図的に伝えたいメッセージがあり、心を揺さぶるような言葉や行動がたくさん出てきます。

そして一流ホテルやレストランは美意識の宝庫であり、内装、接客、サービスなど学べることだらけで、その洗練された美しさには時に感動すら覚えます。

その心が揺さぶられるコンテンツやサービスに触れることは、あなたの言動や判断基準の美意識向上に必ず繋がるはずです。

また、少しハードルが高いですが美術館などで実際にアートに触れることも美意識の向上に繋がりますが、これは僕もまだ実践できていないのでどなたか一緒にいっていただけたら嬉しいです。

今回のまとめ

今回はなぜビジネスに美意識が必要なのか、美意識とはどのようにして鍛えていくのかについて書かせていただきました。

「直感」と「感性」を軸にした美意識が大事だと説明したうえで勘違いしてもらいたくないのは、科学的なビジネスの知識がいらないのかというとそうではありません。

ビジネスには必ず失敗がありますが、その時にビジネスの知識が無ければ分析することができません。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

失敗には必ず理由があり、論理的に分析し改善していくことが重要なのです。

今回お伝えした美意識を鍛えることももちろん重要なのですが、それと同じくらい重要だと思っていることがあります。

それはシステムやルールを無関心に受け入れることだと僕は思っています。

僕(経営者)と現場のメンバーでは感じることや気づけることが違い、僕が良かれと思って発信するシステムやルールが、実は現場目線ではズレていることもたくさんあります。

その時、メンバーが何も考えず無関心にただ受け入れてしまっては、重大な欠陥に気づくことができません。

もちろん僕は会社やメンバーの事を心から思って決定をしているつもりですが、間違うこともたくさんあります。

是非あなたも自分のモノサシと、システムやルールを比較して何かズレている、問題があると思った時には勇気をもって意見をしてください。

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あんたのお役に立てれば幸いです。

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