注目の記事 PICK UP!

【新型コロナウイルス】一年前、僕の会社は閉まりました。

どうも河野です。

いつもご覧いただきありがとうございます。

今回は、【新型コロナウイルス】一年前僕の会社は閉まりました。というテーマでお話ししていきます。

今日は僕が経営する株式会社CYBODY(サイボディ)の創立記念日なんです。

そして、今日からちょうど一年前の2020年4月17日、サイボディは新型コロナウイルスの影響で閉まりました。

今回の記事はいつものノウハウなどの話ではなく、僕が経営してきた中で一番辛かった経験をお話しします。

今日も僕の頭と心を共有していきます。

インスタントスタディ、スタートです。

【新型コロナウイルス】一年前、僕の会社は閉まりました。

24時間ジムの明かりが消えた日

一年前の今日のことを僕は今でも鮮明に覚えています。

日本では2月ごろから本格的に感染拡大が始まり、2月からは北海道が独自の判断で緊急事態宣言をし、3月からは東京を中心とした首都圏で緊急事態宣言が発令されました。

もうあなたも忘れているかもしれませんが、この頃「マスク不足」「トイレットペーパー不足」なんかの問題がありましたよね。

そして、この頃もう一つニュースで話題になっていたことがありますが覚えていますか?

それは、「フィットネスクラブでのクラスター発生」のニュースです。

この頃は新聞でもテレビでも毎日のようにフィットネスクラブが取り上げられ、一気にフィットネスクラブは日本で悪者にされてしまいました。

普通に考えればコロナへの対応も対策もまだわからない頃に、クラスターが発生するのは当たり前のことですよね。

それでもテレビや新聞はネガティブなネタは金になるので、面白いように毎日報道されました。

現場でのコロナ対応、銀行とのコロナ融資、コロナ助成金、新聞やニュースのコロナ攻撃

ずっと自分はストレスに強いと思っていましたが、この時ばかりは体が堪え切れずストレス性の難聴になりました。

僕はそんなに強くなんかなかったんですね。

そして、2020年4月17日、緊急事態宣言は全国に広がりフィットネスクラブも休業対象の事業としてリストアップされていました。

山梨県から正式に休業要請が出るのは21日ですが、サイボディは独自の判断で17日から休業をすることに決めました。

理由としては数日分の収入なんかよりも、メンバーとお客様の命のほうが大切だと思ったからです。

他のクラブのほとんどは休業要請が出た21日から休業しましたが、「こいつらは言われなきゃ何も判断できないのか」と正直に思ったことを覚えています。

そして、4月17日から一ヶ月間、24時間営業のサイボディの明かりは消えることになり、くしくもこの日はサイボディの創立記念日でした。

絶望から未来へ

2020年4月17日、当時まだ2舗だった施設のうち響ヶ丘店は完全に電源を落とし、昭和店の事務機能だけ残して全ての機能を停止させました。

全ての作業を終えた僕は一人、明かりの消えたマシンエリアでにいました。

誰もいなくなった静かな空間の中、パワーラックのベンチに横になり、暗くなった天井を見上げながら、僕はなぜか響ヶ丘店をオープンした時のことを思い出していました。

はじめて自分達のお店を成功させ、「うちは24時間営業だから明かりが消えるのは潰れるときだな!」そんな冗談を言い合いながらみんなで笑っていたのが頭に浮かびました。

「なんで今うちの店は明かりが消えているんだ」

そう思った瞬間なぜか涙が止まらなくなりました。

「ただたくさんの人を幸せにしたかっただけなのに」「自分は間違っていたのか」「みんないい仕事だねって言ってたじゃないか」「誰もいなくなってしまうんじゃないか」

いろいろな感情が湧き出てきました。

この時は僕が一番嫌いな悲劇のヒロインになっていたかもしれませんね。

しかし、涙を拭いて事務所に戻った時に僕の目に飛び込んできたのは、小さくなってしまったサイボディの明かりの中で、変わらず楽しそうに過ごしてくれているメンバーの姿でした。

こんな状況で不安じゃない人なんかいない、それでもメンバーは前向きに過ごしてくれている。

どんな状況でもサイボディに行けば仲間がいて、ネガティブな気持ちを全て吹き飛ばしてくれました。

そして僕は、「もう後ろは向かない未来だけを考えていこう」と吹っ切ることができたんです。

助成金申請や、銀行との相談、休業解除申請の県とのやり取りなど、正直仲良くもない人達とのやりとりは本当に辛いものでしたが、仲間のことを思えば乗り切ることができました。

特に休業解除申請は、県とのやり取りを朝7時から夜は11時まで行い、それが一週間毎日続きました。

それでも、「サイボディを待っていてくれる人がいる」そう思えば動き続けることができたんです。

何度も県に資料を出し直し、やっとの思いで5月16日に休業解除の申請を受理してもらうことができました。

本当に偶然ですが、休業解除が決まったこの日に僕の娘はこの世に生まれました。

いろいろ重なりすぎて戸惑いましたが、この日は僕にとって一生忘れられない日になったんです。

休業から一ヵ月後の5月17日、サイボディは再び営業を再開することができました。

再開するのに「誰も来なかったらどうしよう」「ネガティブなことを言われるんじゃないか」そんな不安な気持ちはありました。

しかし、来店する多くのお客様から「待っていました」「おめでとうございます」などの温かいお言葉をいただき、本当に良かったと心から思うことができたんです。

そして、僕の中で一つの答えが出ました。

これからはもっとお客様と一緒に成長していけるようなサイボディにしていく、24時間ジム事業を捨てて、ファンコミュニティ事業になるんだ。

落ち着いたら必ずイベントを開いてお客様とたくさん話して、もっと仲良くなって思いっきり楽しんでやるんだ。

そう心に誓ったんです。

そして、休業からちょうど1年後の2021年4月17日、今日はサイボディで初めての「サイボディフェスティバル」、僕達は1年前からずっとこの日を待っていました。

サイボディがお客様と歩んでいく記念すべき日、こんな素晴らしい日を迎えられることを僕達は本当に幸せに思っています。

長くだらだらとなってしまいましたが、最後はこの言葉で締めたいと思います。

「サイボディに関わる全ての方にありがとう」

クリックして応援していただけると嬉しいです。

関連記事

  1. 新時代ビジネスではカスタマーサクセスが超重要

  2. 才能なくても起業できるたった1つの資質!?独立起業のコツ徹底解説

  3. 【責任転嫁】会社を任せて倒産しかけた話、責任の取り方を間違えるな

  4. 怒らず幸せに過す方法アンガーマネジメントが理解できる。

  5. 【同族経営】家族経営におけるメリット・デメリット

  6. サイボディメンバーの今後のキャリアとは

  7. 【解決策】組織を成長させるチームの選択

  8. 【分断本能】組織を崩壊させる危険な思考

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP