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子供が将来失敗しないための科学的に正しい子育て方法

こんにちは河野です。

今回の記事では間違った子供への対応と、子供が将来失敗しない為の科学的に正しい子育ての仕方を知ることができます。

あなたは日々の子育ての中で、子供への対応がわからなくなり、イライラして悩んだことはありませんか?

僕も男の子2人、女の子1人の3人の子供がいるので、子育ての大変さや悩みはよくわかります。

手が付けられないくらい泣いて暴れまわったり、お友達や周りの子に意地悪したり、将来の事を考えると不安になるときもありますよね。

実際僕もそんな悩みを抱えている時期もあり、子供への対応がわからなくなってしまいました。

しかし、科学的に正しい子育てを学び、実践していくと、驚くほど子供の態度や反応が明らかに変わり、その悩みはなくなりました。

かんしゃくを起し暴力的になる事が激減し、弟や僕達にも優しく接するようになり、習い事などに自発的にチャレンジするようになったのです。

結論から言ってしまうと、子供が将来失敗しないために必要なことは「非認知能力」を育てることです。

非認知能力とは、自分でやり抜く力(グリット)や、自制心、挫折から立ち上がる能力(レジリエンス)のことです。

現在子供がいる、もしくは将来的に子供は欲しいという人は必読ですので、ぜひ最後までご覧になってください。

現代子育てにおいて今最も注目されている非認知能力を、子供の未来のために僕と一緒に学んでいきましょう。

子供が将来失敗しないための「非認知能力」とは?

今までの教育の中で、最も注目されてきたのは、IQや学力といったものでした。

こういった教えたりすることができる能力を「認知能力」といいます。

しかし現在、科学的に最も注目されているのは「非認知能力」と呼ばれている能力で、この非認知能力というのは、粘り強さ、誠実さ、自制心、楽観主義など、困難を乗り越えて成功するための力です。

ニュージーランドで子供1000人に対して数十年にわたる研究が行われ、非認知能力が高かい子供の方が、学歴も年収も遥かに高いという研究結果を出したのです。

この非認知能力は、読み書きや計算のように、直接説明して身につくものではありません。

実際、非認知能力を育てる事が上手いプロの教育者は、「粘り強くやりなさい、自制心を持ちなさい、誠実になりなさい」などの言葉は使っていません。

非認知能力は教えることのできるスキルではなく、子供をとりまく環境の集大成なのです。

つまり今回の記事は、○○をすれば良い、○○が効く、というものではないという事をしっかり理解してください。

非認知能力は10歳までにほとんど形成されますが、特に1歳~3歳が最も重要だといわれています。

1歳~3歳までは、非認知能力を伸ばしていくうえで、土台となる時期といえます。

この時期に強いストレスを与えてしまうと、脳の発達だけでなく、喘息や心臓病などあらゆる障害のリスクを高めてしまいます。

学校生活においても、周りの人と常に対立するようになり、少し負けただけでも立ち直れず、人間関係が上手く構築できなくなってしまいます。

特に強いストレスとされているものが「ネグレクト」と呼ばれている育児放棄です。

ネグレクトを受けた子供の心のストレスは、性的虐待を受けた子供よりも長く影響を与えることもあるという研究結果もでています。

この話を聞いたあなたは今「自分は育児放棄なんかしてないから大丈夫」と思っていませんか?

子供にテレビやYouTubeを見せてほったらかしておく、これも立派なある種ネグレクトです(笑)

あなたが知らない、子供へのNG行動はまだありますので、伝えていきます。

子供に絶対やってはいけないNG対応と対策

乳幼児期の小さな反応も見逃してはいけない

ネグレクトが子供へのストレスに最も影響を与えるという事なのですが、このネグレクトは実は生後数ヶ月後から、気づかずにやってしまっている可能性があります。

例えば生後数か月の乳幼児が「何かを見る」「音を立てる」「泣く」「片言でしゃべる」このような行動を起こしたときに、あなたはちゃんと反応してあげていますか?

「あれはわんわんだね」「カーテンが動いたの?」「あらあら悲しいの?」

このような親の反応は、一見無意味な繰り返しに感じますが、子供にとっては世界を知るために必死に情報を集めているのです。

ハーバード大学で行われた、親と子の反応についての研究では、子供の行動をサーブ、親が反応することをリターンとし、このやり取りに「サーブとリターン」という名前を付けました。

そしてこの研究では、乳幼児期にサーブとリターンをしっかり行っている親子は、非常に強固な絆で結ばれ、その後の成長にも貢献したという結果が出ました。

乳幼児期の子供は、泣いたり何かに反応したり、そのたびに何かを学ぼうとしています。

子供はあなたに反応してほしいと、小さな体で必死に訴えかけています。

子供のサーブはまだ弱弱しく、あなたの元に届きにくいですが、その分あなたがサーブを拾い、しっかりとリターンを打ち返してあげましょう。

ご褒美を与えてはいけない

あなたは子供が言うことを聞かなくて困った時、子供に何かあたえてはいませんか?

「パズル頑張ったらアイスを買ってあげるから」「お手伝いしてくれたらジュースあげるから」「運動会がんばったらおもちゃ買ってあげるから」

こんなことを言った経験は子育てをしていれば誰にでもありますよね(笑)

しかし、実はこれは子供には絶対にやってはいけない対応なのです。

なぜダメなのか結論から言ってしまうと、「その行動すべてが仕事になってしまう」からです。

大人は仕事をすることによって、お金(ご褒美)をもらい、それがあるから働くことができます。

あなたはお金が一切もらえないのに、8時間勤務とかできますか?

子供も同じで、ご褒美があるものは仕事になり、ご褒美が無ければやらなくなってしまうのです。

海外の学生に行われた研究で、学生をAB2つのグループに分け、パズルをおこなってもらう実験をしました。

実験は3日間行われ、ABが別室で行い、一定時間がたったら先生は部屋を退室してマジックミラーで様子を見る内容になっています。

1日目は、AB両方のグループが普通にパズルを行います。

2日目は、Aは変わらずパズルを行ってもらい、Bには「パズルを1つ完成させるごとに1ドル支払う」と伝えました。

3日目は、Aは変わらず行い、Bには「資金が尽きたので今日は1ドルが払えない」と伝えました。

この結果、Aグループは3日間通して楽しそうにパズルを行い、パズルを作る技術も伸びていきました。

Bグループは1日目は楽しく意欲的に行い、2日目にはより多くお金を稼ごうと必死に行いました。

しかし、3日目に1ドルが出ないとなると、パズルを行う意欲は激減し、先生が退出するとパズルを行う生徒は1人もいなくなってしまいました。

元は楽しく自発的に行っていたパズルを、ご褒美を付けたことにより仕事にしてしまったのです。

ご褒美というのは子供から楽しむ気持ちすら奪ってしまう恐ろしいものなのです。

子供に何か行動を促したい時には、それをやることによって、どんな未来になるのかを伝えてあげることが大切です。

そして何より、親が無理やりやらせることに意味はありません。

子供はあなたのおもちゃではなく、立派な考えを持っている1人の人間です。

やらせたいからと物や食べ物で釣るのではなく、しっかりと話し合って子供と一緒に決めていきましょう。

褒めて伸ばすは間違っている

あなたは子供が「みてみて!」といって何かをしたことに対して、「すごいね」「えらいね」という言葉をよく使ってはいませんか?

よく、子供は褒めて伸ばすという言葉を耳にしますが、実はこれは間違っています。

なぜならこれを行ってしまうと「褒めてもらえないことはやらない」という考えになってしまうからです。

あなたは「人が見ていなければゴミも拾わない」「会社で上司に評価されないのなら同僚の事を手伝わない」という人間をいい人だと思いますか?

褒めてもらえないのならやらないという事は、大人に例えれば実際こんな人間なんです。

では、どう対応していけばいいのか?

それは、実際の行動の評価や感想を言ってあげればいいのです。

例えば、子供が高くジャンプしたなら「わぁ!高く飛べたね!」「勢いよくジャンプしてたね!」など、目に映った行動を評価してあげるのです。

お手伝いをしてくれたのなら「本当にありがとう」「お母さん嬉しい」という素直な感想を伝えてあげてください。

子供が行動を起こす理由を、決して褒められるためにという理由にさせてはいけません。

大人になってあなたの子供を救うのは、人からの承認欲求がなくても、自発的に人の為、自分のために努力できる力です。

むやみに褒めることで、子供の可能性を潰してはならないのです。

今回のまとめ

子育ては誰もが初心者で、分からないことだらけです。

特に日本では昔からの古い考えも多く残っていて、子供に平気で科学的ではない間違った教育を続けている一面があります。

あなたは日本の子供の貧困率は14%で、7人に1人が実は貧困に苦しんでいるのをご存じですか?

世界各国で行われた意識調査で興味深いデータがあります。

「自力で生きていけないような貧しい人たちの面倒を見るのは、国や政府の責任である。あなたはどう思いますか?」という質問の調査です。

この質問に対し「そう思わない」と答えた人は中国でわずかに9%、イギリスで8%、ドイツでは7%だけであったが、これに対し日本は38%という結果になり、多くの国民が貧困は自己責任で国や政策で救うべきではないと考えていることがわかりました。

貧困に対して非常に厳しい日本で、将来子供が貧困に苦しまず生活していけるように教育していくには、1人1人が正しい知識を持つことです。

僕は子育てに100%の正解はない、大切なのは本気で子供と向き合う覚悟と、言い訳せずに子供に時間を使う事だと考えています。

そうすれば、気持ちは子供に伝わり、将来誰かの手助けができる子に成長すると信じています。

最後までご覧いただきありがとうございます。

では、また次の記事でお会いしましょう。

あなたのお役に立てれば幸いです。

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