こんにちは河野です。
今回の記事では独立起業の準備をするうえで、やってはいけない間違った努力を知ることができます。
僕は現在、経営者として24時間型のフィットネスクラブを3施設、介護施設を3施設の合計6施設の事業展開している会社の経営をしています。
これを聞くと僕が元々優秀な人間だったのかと思うかもしれませんが、はっきり言って僕は優秀とは真逆の人間でした。
なぜなら僕は現在33歳ですが、実は29歳まではバリバリ介護士として介護施設で働くサラリーマンだったからです。
学生時代には野球しかやらず、問題を起こして無期謹慎になるようなダメ生徒でした。
今回はそんな才能も知識もなかった僕が、複数店舗を展開する会社の経営者になれた経験をもとに、独立起業するうえでやってはいけない努力をお伝えしていきます。
今回の記事を結論から言ってしまうと「努力には意味のあるものと無駄なものがある」ということです。
多くの人はテクニックやノウハウを学ぼうとしますが、最短で結果を出していくためには、まずは無駄をなくすことの方が重要です。
努力することは素晴らしいことですし、独立起業をして成功するためには必ず努力が必要です。
ただ僕が伝えたいのは限られた時間を無駄にしないでくれという願いだけです。
僕と一緒に最短で成功できるよう、まずは無駄なことを理解していきましょう
独立起業前の間違った努力
資格を取るとかは時間の無駄
あなたは人生の中で、これから生きていくのに何か資格を取った方がいいんじゃないかと思ったことはありませんか?
独立起業を目指す人の多くは、何か資格を取った方が強みがあり有利になると考えます。
しかし、その考えは経営者の思考からは大きく外れた考え方になります。
例えば僕は介護事業の経営もしていますが、僕の仕事はご利用者様のお世話をすることではありませんよね?
まず経営者になるために行わなければならないのは、現場思考からの脱却です。
必要な資格があるのならば、自分がとるのではなく、資格所有者を雇用するという考えでなければなりません。
(ちなみに僕は介護福祉士の国家資格は持っています(笑))
経営者の仕事は、その会社を発展させて、ご利用者様や働いてくれている方たちの生活を豊かにしていくことです。
資格を取る時間があるのならば、本を読み経営の基礎を学びましょう。
過度な貯金をするのは無駄
あなたは独立起業をすると聞いた時、「大金が必要になるからお金を貯めなきゃ!」と考えたことはありませんか?
確かにお金は多少貯めた方がいいですが、僕が言っているのは過度な貯金の事です。
(多少お金は貯めた方がいい理由は、近いうちに「資金調達の仕方」で詳しく説明します。)
過度な貯金とは、中には数百万貯めてから独立起業するという人がいますが、はっきり言ってそれはめちゃくちゃリスキーです。
僕が考える過度な貯金にリスクがある理由は2つあります。
【過度な貯金をするリスク①】「失敗した時の取り返しがつかない」
数百万の貯金を作るのに5年間頑張って貯金したとします。
僕と同じ33歳から5年間せっせと貯金をして38歳で念願の独立起業をし、失敗して3年後の41歳で倒産したとします。
この状況であなたは立ち直れる自信がありますか?(笑)
若い年齢だとしてもショックは計り知れないでしょう。
独立起業にはお金がかかりますが、それは金融機関が貸してくれます。
実際僕も2つの会社で合計3億以上の融資を受けていますが、そのおかげで年間何億円もの売り上げを生んでいるのです。
同じお金を借りるでも車や住宅ローンは、何も生み出さない借金ですが、事業融資はお金を生み出すことができる投資です。
若ければ若いだけ、失敗してもやり直せて再チャレンジすることができます。
自分で無駄にお金を貯めていないで、さっさと人のお金でチャレンジしていきましょう。
【過度な貯金をするリスク②】時代が変わってしまうという事です。
今はITの進歩により、時代は急速に変わっていきます。
そうでなくとも、今回のコロナなどでも簡単に時代は変わってしまいます。
例えば、コロナ前に人気だったビュッフェスタイルの飲食店は、今回のコロナによって終わりましたよね。
僕の場合でも、4年前に独立起業して、事業の基盤があったため、コロナ禍においても生き残り、勝ち上がることができています。
4年前に僕がお金を貯めて独立起業しようと考えていたら、はたして今独立起業できていたでしょうか?
チャンスは誰にでもありますが、そのチャンスは一瞬で過ぎていきます。
あなたがチャレンジするのは、未来ではなく現在、今なんです。
SNSを過度に頑張るのは無駄
最近SNSの普及によって、個人のブランド化への関心が強まってきています。
僕もその考えには賛成で、今後は企業単位ではなく個人が輝く時代になると考えています。
しかし、今のSNSを見ていると、多くの人がSNSにかけている労力に対して違和感を感じます。
確かにインスタグラムなどがきっかけで、ビジネスチャンスを掴んだ人もたくさんいるのも事実です。
しかし、その反面チャンスが掴めず時間を無駄に浪費しただけの人の方が、圧倒的に多いのもまた事実です。
事業で成功している人は、ビジネスの基本となる知識や経験を必ず持っています。
「SNSで無料集客してノーリスクで起業しよう!」
確かにそれも不可能ではありませんが、非常に時間がかかりますし、まず第一に今のあなたには誰も興味がありません。
これは厳しい言い方かもしれませんが、情報をいくら発信していっても、今は情報なんて溢れかえっていて、情報の価値はどんどん下がっています。
そんな状況の中でただの学生やおっさんが外見だけきれいにしても、すぐに見透かされて見向きもしてもらえません。
実際僕も独立起業前はほとんどの人に見向きもされませんし、周りの人間にビジョンや考えを話しても聞いてもらえませんでしたが、今では僕の話が聞きたいとインスタグラムなどからDMが届くようになりました。
まずは話を聞いてもらえる立場に立つには、飾りではない現実的な権威性が重要であり、僕が思う権威性を出す手っ取り早い方法は経営者になることです。
「リスク無き所にリターン無し」
今の流行やインフルエンサーに流されていないで、しっかりと現実に目を向けましょう。
いくら学んでも実行に移さなければ無駄
経営者の仕事というのはいろいろあるのですが、その中で最も大事な仕事は学ぶことです。
このブログを読んでいるあなたは、少なからず本を読んだり、ビジネス系動画を見たりしたことがあると思います。
それは大変すばらしいことですし、その意欲は本当に尊敬します。
しかし、知識というのはため込むだけで、実行に移さなければ実は何の価値もありません。
あなたは本を読んだりして学んでいることが、本当に自分の役に立っているのかと不安を感じたことはありませんか?
実はあなたのその不安は的中しています(笑)
なぜなら知識というのはため込むものではなく、実行に移してスキルにしていくことが重要なのです。
例えば自己啓発系の本を読んだのなら、何か行動をしなければ意味ありませんし、ノウハウ系の本を読んだのなら、そのノウハウを実行に移さなければ意味がありません。
「いや~いい本だったなぁ♪」
あなたはこんな自己満足するために学んでいるのではありません。
何かを学んだのなら、たとえどんなに小さなことでもいいので、実行に移してスキルとして自分を成長させていきましょう。
無暗に人脈を広げるのは無駄
独立起業において、時に人脈が役に立つことがあります。
SNSの普及によって、どこにいてもDMを送ったりすることができ、人と出会うことへのハードルはどんどん下がってきています。
しかしその反面、誰とでもやたらに人脈を広げておこうと考えている人が多いことは問題だと僕は考えています。
まず結論から言ってしまうと、あなたが会えるレベルの人で、あなたの力になる良い人は限りなく少ないという事です。
独立起業の準備をしているあなたは、今スポンジのような状態で、良いことをたくさん吸収できますが、その反面で悪いこともたくさん吸収してしまいます。
本当に参考になる考えの人に会えたらラッキーくらいの考えでいないと、あなたにとって悪い方向へと進まされてしまうこともあります。
実際僕も独立起業してから4年がたち、何人もの経営者にお会いしましたが、本当に信頼できると思える人は1人くらいです。
それくらい大人って汚くて、しっかりして見えて案外ガキな人が多いんです(笑)
信頼できる人間か、本当に自分に合ったアドバイスをくれるのか、それを見極めるのには多くの経験や学びが必要で、非常に難しいことです。
人脈を広げることに力を注ぐ前に、まずは自分の力で学び、しっかり足腰を鍛えていきましょう。
今回のまとめ
僕が考える独立起業前の間違った努力をお伝えしてきましたが、あなたは何か当てはまることがありましたか?
今回の記事で無駄なことを理解していただきたいと思った理由は、独立起業は早いうちにした方がメリットが大きいと僕は考えているからです。
お金を借りるにしても、35歳以下の経営者には金利などが大幅に優遇されていたり、何よりも若い経営者には若い人材が集まります。
そしてもう一つは、若い経営者というだけで個人のブランド力が格段に上がります。
僕が考える成功の方程式は「時間×努力の質」です。
自分の時間をいかに質の高い努力にあてることができるかが成功へのカギとなります。
正しい努力を続けていけば、誰にでも成功への道は開かれているのです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
あなたのお役に立てれば幸いです。
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