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【クレド】シンプルな行動指針で組織は成長する、才能を開花させる規範の重要性

どうも河野圭祐です。

いつもご覧いただきありがとうございます。

今回は【クレド】シンプルな行動指針で組織は成長する、才能を開花させる規範の重要性というテーマでお話ししていきます。

まず初めにいつものように、どうしてもこれだけは覚えてください!、という結論からお伝えします。

それは、「複雑なルールではなく、シンプルなクレドを決めてください」という事です。

あなたの会社にクレドはありますか?

クレドとは日本語で志・約束・信条という意味があり、チーム全体が大切に守っていく行動指針や規範を書き記したものになります。

多くの会社に行動指針というものは存在していて、僕も学生時代のアルバイトでは、出勤前によくこの行動指針を読まされました。

でも、確かに行動指針は多くの会社にあるのですが、これが雑に扱われているケースって非常に多くないですか?

そうなんです、多くの会社には行動指針があっても、それを従業員が「志・約束・信条」として大切にしている、クレドがある会社は非常に少ないんです。

実はこのクレドというのは、従業員の才能を開花させるためにも、売上を伸ばしていくためにも、非常に重要な役割を持っているんです。

このクレドがなければ従業員は道がわからずバラバラになり、一つのチームになることはできません。

今回はそんな、多様な価値観のある現代だからこそ必要な、クレドの重要性について3分を目安にお話ししていきます。

インスタントスタディ、スタートです。

クレド(規範)は才能を開花させる

クレドとは「志・約束・信条」を書き記したもので、組織全体が大切にしていく規範になります。

実はこのクレドというものは、個人の才能を発揮していくためにも、非常な重要な役割を果たすんです。

なぜなら人の才能というのは、生まれ持ったものが全てではなく、規範のもとに行動し続けた結果生まれる才能もあるからです。

元メジャーリーガーである世界のイチローさんも、自身の規範を守ったことで才能を開花させることができた人の一人なんです。

規範を守り才能を開花させたイチロー選手

イチロー選手はよく天才と言われていましたが、本人はそれを強く否定し続けていました。

イチロー選手があるインタビューで話した

「努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。」

という名言は非常に有名ですよね。

イチロー選手は小学3年生から本格的に野球を始めたのですが、この頃からイチロー選手は「元旦以外は毎日練習する」という規範を自分に作り、そしてその規範を守り毎日練習し続けたんです。

そんなイチロー選手が小学生の時に書いた作文には、「こんなに練習しているのだから、必ずプロ野球選手になれると思います。」と明確に書かれています。

この自信というのも規範を守り続け、毎日練習を積み重ねた結果得たもので、天才イチローは生まれ持った才能ではなく、規範のもとに生まれたんです。

これは組織においても同じことで、自分を進むべき行動規範を示すことで、その方向に向けた才能を開花させる人材が現れるようになり、その行動規範を示すものがクレドなんです。

シンプルなクレドで組織は成長する

クレドで有名な企業にホテル運営を行っている、「ザ・リッツカールトン」があります。

リッツカールトンでは20項目における、具体的な行動指針が示されています。

例えば電話対応であれば「電話は3コール以内に笑顔で出ましょう」「お客様をできる限り名前でお呼びしましょう」「保留にする時には少々お待ちいただいてもよろしいでしょうか?と伝えてから保留にしましょう」など、具体的な内容がいくつも盛り込まれています。

この行動指針が書かれたクレドを、従業員は常に必ず携帯することを義務付けられていて、このクレドを何よりも大切に行動していきます。

その結果リッツカールトンは、世界有数のラグジュアリーホテルとしての地位を、確固たるものにしたんです。

ホテルの料金はめちゃくちゃ高くてビックリするので、ぜひ一度調べてみてください(笑)

リッツカールトンのクレドは、20項目以上の行動指針や規範が書かれていますが、3~4個のシンプルなクレドを作るだけでも、組織というのは成長していく事ができるんです。

シンプルなクレドを考えよう

ある売り上げが低迷しているレストランでは、次のシンプルなルールを3つ作っただけで業績を上げることができました。

「翌週のメニューは水曜の昼までに決定すること」「5品のうち3品は週末までに売れていたメニューにすること」「使用する野菜や果物のうち90%は地元産であること」

これら3つを決めただけで、数か月後には売上が30%も上がり、収益は倍増したんです。

そんなことを決めただけで売上が倍増するなんて、ちょっと信じられませんよね?

しかし、シンプルな行動指針や規範は、それだけ大きな力を発揮するんです。

なぜなら、行動指針や行動規範を決めることにより、顧客対応水準や商品提供水準を引き上げることができるからです。

従業員一人一人の行動の水準を上げることができれば、会社全体では大きな品質の向上につながります。

そして、その高い品質の商品やサービスを受けたお客様は、その企業のファンになるという、最高のサイクルを作ることができるんです。

このサイクルを作るためにも必要なものが、行動指針や規範を書き記した「クレド」なんです。

クレドは細かくたくさん書いてあればいいというものではなく、初めはシンプルでわかりやすい事が大切です。

なぜなら、いきなり複雑なものを作ってしまえば、浸透する前に自然消滅してしまうからです。

サイボディではクレドを「掟」という名前にしていて、「人の幸せを願え」「誠実であれ」「プロフェッショナルであれ」「美しくあれ」、この4つの掟のもとに行動しています。

もちろん設定しただけでいいものではないので、現在でも浸透するように取り組み続けています。

あなたの会社で大切にするべき、行動指針と規範はなんですか?

チームメンバーが道に迷わないよう、シンプルなクレドを決めていきましょう。

では、そろそろ3分になりますので今日はこの辺で、今日もあなたが豊かな一日が送れる事を心から願っています!

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