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【教育】その褒め方は本当にあっていますか?間違った褒め方は人間性を壊す

どうも河野圭祐です。

いつもご覧いただきありがとうございます!

今回のテーマは、【教育】その褒め方は本当にあっていますか?間違った褒め方は人間性を壊す、という内容でお話していきます。

今回は教育に関してのお話になりますが、ビジネスと教育というのは実は密接に関わり合っていて、純粋に子育ての教育について学ぶだけでも、ビジネスに活かせることはたくさんあるんです。

会社ではマネージャーやリーダーなどの管理職はもちろん、ある程度経験をつむと新入社員の教育などを任されることがあります。

教育に携わったことがある人ならわかると思うのですが、人を教育するって本当に難しい事だと思いませんか?

僕も教育には仕事でもそうですが、プライベートでも3人の子育てをしているので、教育の難しさは本当によくわかります。

教育に関してはいろいろな本や動画が出ていますが、その内容というのはどれもバラバラで、完璧な答えが出せるものではありませんよね。

だから僕は、教育とは試行錯誤しながら自分達で正解を探し続けることが、教育に向き合う正しい姿勢だと思っています。

そして、教育について試行錯誤していくためには、なるべく多くの教育の学びに触れる事が必要だと思いませんか?

本記事でお話しする結論は、『能力だけを褒めるのではなく、努力を褒めよう。』ということです。

今回は多くの人が正解を追い求めている、教育に関する内容を3分を目安にお話ししていきます。

インスタントスタディ、スタートです。

間違った褒め方は人間性を壊す

教育において褒めるというのは、非常に重要な役割を果たします。

一昔前は「とにかく褒めたほうが良い」という考えも広まっていましたが、最近ではただ褒めればいいというわけではないことが、研究によって解明されてきました。

褒めることの目的は本来、自発的に挑戦していく力を引き出すために使われます。

しかし、間違った褒め方というのは、間違った人間性を成長させてしまう可能性があるんです。

能力を褒めると知能が下がり、努力を誉めると知能が上がる

アメリカで思春期初期の子どもたち数百人を対象に、教育に関するある実験が行われました。

内容は全員にかなり難しい問題を出して、A、Bの2つのグループに分けて、褒め方を変えるというものでした。

Aのグループは、「まぁ、8問正解よ!頭が良いのね!」という具合に能力を褒めます。

Bのグループは、「まぁ、8問正解よ!頑張ったのね!」という具合で努力したことを褒めます。

この2つのグループは、元々結果などにほとんど差がありませんでした。しかし、この褒めるという行為を行い始めてから、徐々に両グループに変化が見え始めたんです。

まず、能力を褒められたAグループの生徒たちは、さらに難しい問題の選択肢を与えても、ほとんどが挑戦せず、成長するチャンスを逃してしまった。

逆に努力を誉められたBグループは、9割が新しい難問に挑戦し、成長するチャンスを逃さなかった。

なぜこのような結果になってしまったのかというと、能力を褒められたAグループの生徒たちの思考は、正解することが正義だと信じ、間違えることが悪だと考え、失敗する可能性のある問題への挑戦をしなくなってしまったんです。

次に、全員が解けないような難問を出してみると、能力を褒められたAグループの生徒は「自分達はちっとも頭が良くない」と思うようになりました。

これは、能力が高いから問題が解けたという認識を持っているため、問題が解けない自分は頭が良くないと思うようになったんです。

これに対してBグループは、「もっと頑張らなくちゃ」と考え、解けないことを失敗とも思わず、自分が頭が悪いからとも思わなかった。

そして、最終的にはどうなったのかというと、能力を褒められたAグループの成績はガクンと下がり、努力を誉められたBグループは、その後もどんどん成績を伸ばしていく事になったんです。

つまり、この実験結果からわかることは、『能力を褒めると生徒の知能が下がり、努力を誉めると生徒の知能が上がる』という結果になったんです。

能力を褒められると人間性が壊れる

この実験ではさらに、最後に非常にショッキングなこともわかりました。

終了後、全生徒に「私たちは違う学校に行きます。だから、その学校の生徒にみんながどんな問題をやったのか、教えてあげてください。」と言って、全員に紙を配りました。

その紙には自分の点数を書き込む欄も作っておきました。

すると信じがたい事に、能力を褒めたAグループの生徒たちの、4割近くが点数を高めに偽って提出したんです。

これは、能力を褒められた生徒たちにとっては、間違えることが恥ずかしい事であり、本来頭のいい子ほど点数をごまかす結果になったんです。

つまり、「あなたは頭が良い」などの能力を褒めてしまうと、自分を賢く見せようと嘘をつくようになってしまうという事です。

「あなたは頭が良い」「運動神経が良い」など、つい能力を褒めがちですが、結果として嘘をつく人間になってしまっては、その後の人間性というのはどんどん壊れていく事になるんです。

これは仕事においても同じで、「あなたは仕事ができる」「仕事が早い」など、能力だけを褒めていると、失敗することが悪という認識になって、何か問題を起こしてしまった時、それを打ち明けられない状況になってしまいます。

確かに成果を求めることは絶対であり、そこを生ぬるいものにしてはいけません。

しかし、それと同時に大切なのは失敗しない事ではなく、より良い成果を求めて努力することだという、正しい認識を持ってもらう事が大切なのではないでしょうか?

河野的まとめ

今回は、【教育】その褒め方は本当にあっていますか?間違った褒め方は人間性を壊す、というテーマでお話させていただきました。

今回の記事でお伝えしたい結論は次の3つになります。

『能力だけを褒めるのではなく、努力を褒めよう。』『能力を褒めると知能が下がり、努力を誉めると知能が上がる』『能力を褒めると人間性が壊れる』

以上の3つを今回はしっかり覚えてください。

能力を褒めることは悪い事だと言ってきたのですが、実際にはつい褒めてしまう事もありますよね。

はじめにも言いましたが、教育とは答えがないものなので、完璧に全てをやろうとすると、心が折れてしまいます。

しかし、「教育は難しいものだ」「自分は教育には向いていない」など、はじめからさじを投げてしまうのは、絶対にしてはいけません。

なぜなら、教育は相手と本気で向き合っていく、その本気度が一番大切だからです。

本気で向き合おうとすれば、自然と相手を知ろうとするし、自然と学ぼうと努力できるものなんです。

そして、その本気度が相手に伝わった時はじめて、あなたの教育への答えが出るんじゃないでしょうか?

では、そろそろ3分になりますので今日はこの辺で、今日もあなたが豊かな一日が送れる事を心から願っています!

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