どうもこんにちは、河野です。
今回は幸せに生きていくためには必須の知識である、Give&Takeの考え方についてお伝えしていきます。
日本では昔から「損は買ってでもしなさい」「人に与える人になりなさい」と言われ続け、与える人は成功すると教えられてきました。
しかし、この古くから教えられている「与える人間は成功する」という考えは、実は間違っています。
この考えが全て間違っているというわけではないのですが、実際には説明が不十分すぎてこの言葉をそのまま実行すると、周りから奪われるだけで決して成功することのない人生になってしまいます。
今回の記事の結論をお伝えすると、成功する人は与える人を見極めWin-Winな関係を築ける人だという事です。
一度きりの人生、有限なあなたの時間を幸せにするために全力で書きますので、ぜひ最後までご覧ください。
Give&Takeは3種類の人間に分けられる
Give&Takeを理解していくために、まず知っておかなければならないことは、人は3種類に分類されるという事です。
与える人間をギバー、奪う人間をテイカーといい、この二つは分かりやすいと思いますが、実はもう一つの種類の人間が存在しています。
それは、マッチャ―という存在で、与えられたら与え奪われたら奪う、バランスを大事にする人間の事をマッチャ―と言います。
このマッチャ―という存在が、実に全体の56%を占めていて、ギバー25%、テイカー16%と、圧倒的に世界にはマッチャ―が溢れているんです。
マッチャ―というのはつまり普通の人で、お土産をもらったら返したくなる、嫌なことをされたら集まって愚痴を言いたくなるなどを想像していただければ、マッチャ―がどれだけ世界に溢れているかは想像できると思います。
3種類の特性が理解できたところで、次に気になるこの3種類の特性の中での成功するランキングを発表していきたいと思います。
まず、最下位の第4位は「ギバー」です。
なぜ、与える人間であるギバーが最下位なのか?その理由はテイカーの存在によって全て奪われてしまうからです。
テイカーは与える人間であるギバーをエサにして、手柄、やる気、時間、人気など全てを奪っていきます。
よく会社で何でも引き受けてくれる良い人がいると思いますが、そういう人に限って出世しないということはありませんか?
または合コンで、すごく回りに気を使って店の予約から注文など何でもしてくれる人が、意外とモテなかったりしませんか?
何でもかんでも与えるだけで何も得ることができないダメギバーは、結果として肝心な自分の利益を得ることはできないのです。
次にダメな第3位は「テイカー」です。
与えるギバーがダメなら、奪うテイカーが良いのかというと決してそういうわけではありません。
テイカーは奪う人なので、短期的には成功するのですが、長期的には必ず引きずりおろされ失墜してしまいます。
なぜかというとその理由は、マッチャ―の存在にあります。
マッチャ―はバランスを非常に大事にする、つまり目には目を歯には歯を、やられたらきっちりとやり返すという習性を持っているのです。
そしてこのマッチャ―は全体の55%もいるため、圧倒的に強いんです。
だから圧倒的な勢力である、マッチャ―によっていつかは必ず仕返しをされ、失墜へと追い込まれます。
僕もサラリーマン時代の介護施設で、長年勤めていて全てを支配する悪魔のような看護師がいたのですが、ある時他のほとんどの従業員が一斉に不服を経営者に訴え、退職へと追い込まれることになりました。
このようにテイカーは、短期的には成功するのですが、いずれは必ずマッチャ―によって失墜させられてしまうのです。
次は第2位である「マッチャ―」です。
マッチャ―はバランスを大事にするため、特に大きな成功を収めることもないのですが、特に大きく失墜することもありません。
良くも悪くも普通の人たちのことをマッチャ―と言います。
そして最も成功する第1位は「ギバー」です。
ギバーは奪われるだけで成功しないんじゃないの?
そう思われるかもしれませんが、実はギバーには2種類の人間がいるのです。
奪われるだけで成功しないギバーというのは、誰でも構わず与えてばかりいる人のことで、成功するギバーは少し考え方が違います。
成功するギバーは常にWin-Winの関係になる人にしか与えないのです。
Win-Winな関係とは、どちらにもメリットのある関係という事で、与えることによって長期的にでも自分にメリットが返ってくる関係のことです。
メリットとは決して具体的な物ではなく、本当にその人が助かることで、その人のためになれたと実感できる気持ちが、最も大きなメリットといえます。
これはヘルパーズハイという現象で、人は誰かのためになったと実感できることが、何よりも大きな幸せに繋がるというものです。
これは脳科学でも証明されていることなのですが、人間が最も幸福を感じる報酬はお金でも、地位でも、名誉でもなく、「誰かの役に立てている」という自己重要感を感じることなのです。
成功ギバーはヘルパーズハイを与えてくれる人にガンガン与え、愚か者には一切与えないことを徹底しています。
その結果、幸福度、やる気、自信がどんどん上がり、結果として成功へと導いてくれるのです。
テイカーを見極めろ
成功ギバーになるために最も気を付けなければならないことは、テイカーを周りから排除することです。
その為には会社経営や組織運営をしている人であれば、絶対にやらなければならないことがあります。
それは声を大にしてみんなの前で「うちはテイカーを徹底的に排除する」「悪い人はうちにはいられない」と公言し、その言葉を実行していくことが重要です。
もちろんテイカーだと思ったからといきなり「でていけ!」なんて言うことはしてはいけません。
しっかりと教育したうえでどうしても変わらない人であれば「○○君はうちには合ってないと思うんだよね」「もっと活躍できる会社があると思う」など、相手の気持ちに最大限配慮して伝えてあげましょう。
実際その人にテイカーの愚かさを伝えきれない組織の環境や教育がまだ未熟なことが一番の問題ですので、相手のせいにするのではなく自身が反省の念を心に刻み、その後の組織改善に必ず生かしていきましょう。
自分は管理職ではなく、テイカーをどうしても排除できないという方は、テイカーから距離をとるようにしましょう。
もちろん完全に距離をとることも難しいのですが、意識的に一緒にいる時間を少なくするだけでも十分効果があります。
しかし、本当にテイカーに奪われることをやめたいのなら、勇気をもって少しだけ戦うことも必要です。
具体的には「断る」「嫌を伝える」を実行することで、押し付けられる仕事や無理な誘いは断り、理不尽な態度や言動には嫌悪感を伝えます。
「そういう言葉は傷つくのでやめてもらっていいですか?」と、素直に自分が苦しんでいることを伝えることがベストです。
テイカーを見極めるうえで、一つ気を付けなければいけないことは、ヤバいテイカーほど良い人に見えるというところです。
何故なら本物のテイカーは、あなたからギブを引き出すために、どうでもいいところでギブしてきたりします。
あなたの職場にこんな人はいませんか?
例えばちょくちょく差し入れをしてくれたり、「あれやっておいたからね」と自分にあまり負担にならないことをやってくれたりします。
そして肝心な負担の大きいことは押し付けてきて、最終的には手柄はみんな持っていってしまいます。
現場での評価は低いのに経営側の評価は異常に高い、こういう評価にギャップのある人はその傾向がみられることが多いです。
僕も介護士のサラリーマン時代に指導担当でついた先輩はまさにこんな人で非常に嫌な思いをしました。
あなたも頑張ってテイカーを見極め、対処していきましょう。
河野的見解と今回のまとめ
今回の記事を書かせていただいて勘違いしてほしくないのは、現在のサイボディメンバーにはひいき目なしに見てもテイカーは1人もいません。
今回はあなたがテイカーになることなく、成功ギバーを目指してもらいたくて書かせていただきました。
あなたに一つ強く伝えたいことは、ギバー、テイカー、マッチャ―それぞれに特性がありますが、これは生まれ持った性質などではないということです。
つまり全ての人がこの3つの特性を持っていて、どれにでもなることがあるという事です。
その時の心境や環境、人間関係によってギバーにもテイカーにもなることがあるのです。
逆に言えば今回の記事で説明したことを理解して行動していけば、誰でも成功ギバーになることもできるといえます。
そこで僕があなたに伝えたいアドバイスは、うっかりテイカーさんになってしまわないように気を付けることです。
人は悪気はなくてもついつい自分本位に考えてしまう生き物で、そんなつもりはなくても結果的にうっかり人から奪ってしまうことがあるのです。
例えばよくやってしまうのは時間を奪う事、やる気を奪う事です。
何でも引き受けてくれる人に、悪気が無くてもいろいろ頼んでしまう。
冗談のつもりで言ったことで相手を傷つけてしまう。
ミッションやタスクに夢中になり、一般業務をおろそかにしてしまう。
業務に追われてイライラしてしまう。
これら全て大小に関わらず相手からうっかり奪ってしまう行為です。
このうっかりテイカーさんは悪気はないため、自分でも非常に気づきづらく知らずのうちに周りを傷つけてしまうことがあるのです。
このうっかりテイカーさんを防ぐためには、一つとても効果的な方法があります。
それは相手の痛みを知ろうと努力することです。
こういう言い方をされたら相手は傷つくんじゃないか?
あの人はいろいろ引き受けているけど大丈夫なのだろうか?
そういった相手の痛みに目を向けることで、人の痛みがわかり思いやりのある行動がとれるのです。
そんなことまで気を使っていたら大変じゃないかと思われるかもしれませんが、人と人とが共に生きるということは簡単な事ではないのです。
あなたも僕と一緒に人の痛みに目を向け、誰よりも愛される成功ギバーを目指していきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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