どうも河野圭祐です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は【イノベーション】自由な環境ではクリエイティビティは生まれない、革新には管理が必要だというテーマでお話ししていきます。
まず初めにいつものように、どうしてもこれだけは覚えてください!、という結論からお伝えします。
それは、「革新と管理は表裏一体だ」という事です。
あなたはイノベーションという言葉を聞いたことはありますか?
イノベーションとは、モノや仕組み、サービス、組織、ビジネスモデルなどに新たな考え方や技術を取り入れて、新たな価値を生み出していくことをイノベーションといいます。
企業が生き残っていく、または成長していくためには、この新たなものを作り出していくイノベーションを、どこかのタイミングで必ず起こしていかなければなりません。
その為には常識に縛られない自由な発想というものが求められるんですが、最近ではこの自由をはき違えて管理を行わず、全く成長できない企業がたくさんあるんです。
自由な発想をするのなら、管理なんかしないほうが良いじゃないかと思いますよね?
でも実は、革新と管理というのは表裏一体の関係にあるんです。
なぜなら、イノベーションとはただ新しいアイディアを考えればいいのではなく、そのアイディアを組織全体に定着させ、実現させていかなければならないからです。
今回はそんな、イノベーションを起こしていくためには管理が必要だという事に関して、3分を目安にお話ししていきます。
インスタントスタディ、スタートです。
イノベーションに管理が必要な理由
先ほども言いましたが、革新と管理は表裏一体の関係にあります。
洗練された正しい方向性のイノベーションは、管理の下でなければ生まれることはないんです。
その理由を解説していきます。
自由は最も不自由だ
イノベーションと管理を理解するうえで、一番理解しておかなければならないのは、自由というのは最も不自由だという事です。
例えば、会議の場で「何でもいいから意見を言ってください」と聞かれると、ほとんどの人は困って黙り込んでしまいます。
しかし、「入会手続きのアンケートが今の形でいいかどうかについて意見をください」、という意見の方向性を管理することで、たくさんの意見を言ってくれるようになるんです。
つまり、自由とは従業員の考えを開放するように感じますが、実はガチガチに固めて脳を停止させてしまうんです。
管理されないままに自分で考えて全て決められる人間というのは、ほんの一握りしかいないんです。
人間は危機感があるときにこそ力を発揮する
危機感は行動を起こさせるだけでなく、本当の力を発揮させることにも繋がります。
もしもあなたが何か結果を求められたときに、危機感がない状態で本当に力を発揮することができるでしょうか?
僕はサイボディ以外に介護事業にもアドバイザー的な関りをしていますが、どうしてもサイボディより管理は薄くなってしまいます。
言い訳をすると、介護事業のほうは無報酬で親孝行的な位置づけで行っているので、お金をしっかりもらっているサイボディよりコミットできないのは仕方ないかなと思ってます。
介護事業は僕の管理が薄くなってしまうことで、どういう事が起きるのかというと、決めたこと事が達成されないという事が多発してしまうんです。
これは管理がないぶん危機感が薄くなり、本来の力を発揮できなくなっているんです。
この状態は管理していないので自由な状態ですが、こんな状態でクリエイティブな発想が出るわけありませんよね?
本当にイノベーションを起こすようなクリエイティブな発想をするには、責任をもって物事に取り組み、結果を出そうという危機感がなければなりません。
そのほど良い緊張がある危機感のもとで、本当のイノベーションが生まれるんです。
人間は危機感がなければ行動できない
管理が必要な理由の一つに、人間は危機感がなければ行動できないという事があります。
提出書類、報告書、本の原稿など、これらは全て締切りがあるから、期限内に仕上がるものなんです。
つまり、締切りと提出後のチェックという管理があるからこそ成り立つものなんです。
そして、この管理で生まれるものが危機感であり、この危機感がなければ人間は行動を起こせないんです。
管理をすることで顧客視点をずらさない
管理体制を強化することは、顧客視点での考えをずらさないという事にも繋がります。
従業員が管理のない中で自由な発想を求められたときに、誰もが顧客視点での考えを持てるとは限りません。
そんな状態で自由に意見を求めていたら、顧客視点の発想から脱線し始めてしまいます。
先ほどの会議の例でもありましたが、自由というのは不自由であり、正解の道を進んでいく事は難しいんです。
イノベーションとは何でも起こせばいいわけではなく、自分達の顧客が求める方向性のイノベーションを起こしていかなければ意味がありません。
だから、企業が発信している「誰のために」「何のために」という事を、管理していかなければならないんです。
その為には以前の記事でも書いた、企業理念やクレドといった、企業が向かうべき方向性を指し示す必要があります。
ビジネスというのは、ビジョン、プロダクト、教育、管理、マーケティングなど、全てが繋がって一つのビジネスが作られているんです。
あなたの会社の従業員が、顧客の幸せから目をそらさないためにも、管理というのは必要不可欠になります。
管理なくして革新は起こらないという、表裏一体の関係をしっかりと理解していきましょう。
では、そろそろ3分になりますので今日はこの辺で、今日もあなたが豊かな一日が送れる事を心から願っています!
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