どうも河野圭祐です。いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は、『【共同経営】友達との起業を成功させる5つのポイント』、というテーマでお話ししていきます。
友だちと一緒に会社を興して共同で経営をしていく、それってすごく難しい事なんじゃないかと、あなたは思いませんか?
結論からお伝えすると、友達と一緒に共同経営をしていく事は非常に難しい事です。
しかし同時に、ポイントさえ押さえておけば、共同経営は成功させることができ、1人よりもはるかに強い力を発揮することも事実なんです。
なぜなら、Google、Apple、Microsoftなど、多くの世界的大企業も、共同で創業しているからです。
僕も小学校からの親友の塚田さんと共同経営で起業し、今期で5期目を迎えていますが、今でもお互い大好きな親友で、会社のほうも順調に成長しています。
今回は、「友だちと一緒に起業したい」「共同経営がうまくいっていない」「起業を考えている」、そんな人にお勧めの内容になっています。
僕が親友の塚田さんと、実際に共同経営してきた経験から得た話を、3分を目安にお話ししていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
インスタントスタディ、スタートです。
【共同経営】友達との起業を成功させる5つのポイント
まず理解しておきたいことは、世界的に見ても、共同経営は失敗する確率のほうが遥かに高いということです。
ただ友達と起業したかった、心細かったというだけでは、ほとんどの場合が失敗に終わります。
今まで仲の良かった友達とビジネスパートナーになるためは、「俺はこいつと一緒に必ず成し遂げるんだ」、という強い信念が必要になります。
その信念が、友達を超えた強い絆で結び、一緒にいてくれてよかったという感謝の気持ちが、大きな力となるんです。
共同経営を考えているのなら、基本となる以下の5つのポイントを、しっかりと覚えておきましょう。
報酬を同じにする
共同経営で失敗する1番の原因は、悲しい話ですが報酬です。
経営者の仕事というのは複雑で、目に見える形で評価することが非常に難しいんです。
その中でも報酬は相手を評価する立派な指標であり、数字で出せる数少ない要素になります。
この報酬という評価指標をどちらかに傾けてしまう行為は、わざわざどちらかが上で、どちらかが下だという、争いの元を作るようなものです。
以降にもポイントを話していきますが、共同経営には細かいところで気を遣わなければいけないところがたくさんあります。
そして、それらのポイントというのは、意図的に平等にしていく事は、非常に難しい要素ばかりです。
自分達の力で対等にし合える、報酬という要素は始めから同じにしておくべきしょう。
役割分担を明確にする
経営者の仕事にはたくさんの役割があり複雑です。
マネジメント、経営戦略、営業、資金調達、商談交渉など、さらに細かくしていけば数えきれないほどの役割があります。
この数ある役割の中で、お互いがどの分野に特化しているのかを把握し、どんな役割を果たしてくのかを明確にしていきます。
例えばサイボディであれば、僕が組織のマネジメント、資金調達や商談交渉など、表に立って行動するパワー系の役割をメインで果たしています。
塚田さんは主に経営戦略を中心に、最新の情報収集からプロダクト開発など、裏方に回って支援するブレイン系の役割をメインで果たしています。
これらの役割が明確化されることで、お互いの価値を理解することができるんです。
もちろんお互いの役割以外はしないのかというと、そんなことはありませんが、意思決定の際にどちらが何に特化しているのかという理解は、決断していくうえで欠かせない要素となります。
サイボディは、「僕が力で塚田さんは頭脳、でも心はいつでも同じ。」、こういったバランスで成り立っているんです。
自分と違う能力を持つ人をパートナーに選ぶ
役割の話に関係することですが、共同経営のパートナーになるのであれば、自分と違う能力を持った人をパートナーに選ぶべきです。
なぜなら、同じ能力を持った人間と組んだとしても、共同経営のメリットは半減してしまうからです。
例えば飲食店であれば、2人とも料理がめちゃくちゃうまくて、人付き合いが苦手だとしたら、お店として成り立ちませんよね?
どちらかが人付き合いが上手ければ、料理が上手いほうが裏方に回り、人付き合いがうまいほうが表に立って接客をすることができます。
同じ能力の人と組んでも、共同経営のメリットを最大限に活かすことはできません。
また、同じ能力の人が増えれば、それだけ考えも偏ってしまいます。
別の視点から物事が見られるという点でも、自分が持っていない能力の人を、パートナーに選ぶべきでしょう。
相手を完全に知った気にならない
人は自分の価値を認められたい生き物です。
自分はこんなに頑張ってる、自分には才能や力がある、自分には価値があるんだと認められたい気持ち、これらを総じてエゴと言います。
創業してすぐの頃は、準備をしたり現場に出たりと、全てのことを必死で行うため、何も考えなくても目に見える価値を、お互いに実感することができるので、エゴが生まれることはあまりありません。
しかし、このエゴは組織が作られていくにつれて、だんだん大きくなっていきます。
なぜなら、経営者の仕事というのは、だんだん抽象的になっていくからです。
会社が落ち着いてきたら経営者の仕事は、経営戦略を考えたり、プロダクト開発であったり、社員のマインドセットや教育、本を読んだりする事だって重要な仕事になります。
今までは何の準備をした、何時間現場にいた、何の仕事をしたなど、目に見えていた相手の価値が、そこからは完全な信頼関係でやっていかなければなりません。
こういった状況になった時に、自分にはもっと価値があるんだ、自分の価値をわかってもらえていない、といったエゴが生まれるものなんです。
このエゴを乗り越えることができなければ、必ず共同経営は失敗に終わります。
共同経営をするのであれば、こういったエゴは全て捨てなければなりません。
しかし、はじめからエゴを全く持たずに、ずっとやっていける人間は非常に少ないんです。
だから、共同経営には、「俺はこいつと一緒に、必ず成し遂げるんだ」という強い信念をもって、向き合い続ける努力が必要なんです。
こいつなら長年の友達だし絶対大丈夫!といった考えは、良好な関係を続けていく努力を、自ら放棄しているのと同じです。
大切なのは、相手を全て知った気にならない事、いつまでも相手を知ろうと努力し続ける事、その努力の延長線上に、本当の信頼関係が待っているんです。
相手をわかりきった気になれば、必ずそこにエゴが生まれます。
エゴに関係を潰されないためにも、しっかりと相手を知る時間を作っていきましょう。
友達である事を忘れない
最後に、友達と共同経営をするのであれば、友達であることを絶対に忘れてはいけません。
僕が言っている友達とは、慣れ合ってワイワイするだけの関係ではありません。
時には本気でぶつかり、相手の立場に立って指摘し合い、それでもリスペクトをして意見を受け入れ、自分を改めていくことができる。
そして、良い時も悪い時も、「一緒にいてくれてよかった。本当にありがとう。」と、心から思い合える関係を友達といいます。
事業が成功しているから、仲良くやっていけるのではありません。
本当の友達同士だからこそ、大きな夢を叶えることができるんです。
ビジネスパートナーである前に、友達であることを忘れないでください。
河野的まとめ
今回は、『【共同経営】友達との起業を成功させる5つのポイントを解説』、というテーマでお話しさせていただきました。
今回お話した結論は、以下の5つになります。
- 報酬を同じにする
- 役割分担を明確にする
- 自分と違う能力を持つ人をパートナーに選ぶ
- 相手を完全に知った気にならない
- 友だちであることを忘れない
共同経営は初めにも話しましたが、世界的に見ても失敗した例のほうが多く、非常に難しい挑戦になります。
僕達もはじめから全く問題なく、ここまでやってこれたわけではなく、お互い真剣に向き合い努力してきた結果、今の関係が築けたんです。
それは、決して簡単なことではなく、何度もお互いに涙を流すこともありました。
だから、生半可な気持ちで友達と共同経営をすることは、僕は絶対におすすめしません。
友達との共同経営を考えるのであれば、簡単な道ではない事、それまでの関係が全て壊れてしまうリスクがあることも、しっかりと理解したうえで挑戦しましょう。
僕は寂しがり屋で孤独に弱い人間なので、塚田さんがいなければ、ここまでやってこれませんでした。
今も小学生の頃と同じように、毎日わくわくしながら仕事ができている僕は幸せ者です。
友だちとの共同経営は確かに難しい、でもそんな夢のような人生が送れるのも共同経営なんです。
今日もあなたが豊かな一日が送れる事を心から願っています!
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