どうも河野圭祐です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は【経営戦略】あなたの会社は3つの内どの文化?自社の強みを活かした経営戦略というテーマでお話ししていきます。
まず初めにいつものように「どうしてもこれだけは覚えてください!」、という結論からお伝えします。
それは、「自社文化の強みに合った経営戦略を取ってください」という事です。
あなたの会社にはどんな文化がありますか?
文化というのは会社でいうところの、強みにしている戦略の事をいいます。
高級ホテルのようにおもてなしを意識したり、牛丼チェーンのように効率を重視したり、Appleのように新しい商品を次から次に想像していく、会社によって強みにしている文化はそれぞれです。
文化というと会社の数だけ存在して、数えきれないほどたくさんあるように感じますよね。
でも実は会社における文化というのは3つしかないんです。
その3つとは「創造戦略」「効率戦略」「顧客戦略」の3つになります。
成長していく会社というのは、自分の会社がどの文化に属しているのかを理解し、その文化を強みに変えた戦略を取っているんです。
逆に成長せず失敗してしまう会社は、この3つを同時に行おうとして、何にも特化することができずに沈んでしまいます。
今回はそんな企業を成長させていくために必要な、文化と経営戦略について3分を目安にお話ししていきます。
インスタントスタディ、スタートです。
文化にフォーカスしたした3つの戦略
会社における文化というのは大きく分けて3つしかありません。
自分たちがどの文化で強みを発揮できるのかを見つけていくためには、まずそれぞれの特性を理解していく必要があります。
これから3つの文化を説明していきます。
創造戦略
創造戦略はイノベーション戦略とも呼ばれていますが、その名の通り新しいものを生み出していく文化の会社です。
例えば飲食店であれば季節ごとに変わったメニューを提供していったり、オリジナルメニューを開発していくといった取り組みを強みとしています。
テレビやSNSなどの話題性を重視して、注目を集めていく事で集客をしていきます。
創造性に溢れた文化で、常に新しい刺激でお客様を満足させていくのが特徴です。
効率戦略
効率戦略はとにかく効率を重視した文化で、わかりやすい例で東京にある定食屋さんの話があります。
その定食屋さんでは新人のアルバイトが、お客さんに水を出した際、「うちはラーメンが600円の店なんだから水はお客さんが自分でくむんだよ!」と怒られたという話があります。
ちょっとひどい話に聞こえるかもしれませんが、この注意は実は合っているんです。
なぜなら、このお店は学生が多く利用し、接客もほとんどしないし店舗もずっと古いままで改装しない、でもその分価格をディスカウントして、ラーメンとチャーハンをお腹一杯食べても1,000円で収まるお店だからです。
その価格とおいしさで、接客がなくてもメニューが変わらなくても、いつもお店はいっぱいでにぎわっています。
新人アルバイトへの注意も、自分のお店が効率戦略だとわかっていなければ、できない注意でしたよね。
効率戦略のお店は、この対応が正解なんです。
顧客戦略
顧客戦略はお客様の名前を覚えたり、とにかくいい接客をしていかにおもてなしできるかという文化の会社です。
これはお客様といかに近い存在になれるかというところが勝負になります。
お客様との対話を重視して、関係性を深めていく事を重要視しているため、非効率な部分も必ず出てくるところが特徴です。
人件費などコストがかかりますが、関係性を築ければリピート率も高く、根強いファンを作ることができます。
3つの文化は同居できない
この3つの文化というのは、実は同時には行えないものなんです。
なぜなら、今3つは強みとしている部分が全く違うため、ぶつかり合ってしまうからです。
例えば創造戦略であれば、メニュー開発があるため効率も悪くなるし、愛着のある商品がコロコロ変わるようでは顧客戦略ともぶつかります。
顧客戦略でお客様との対話を重視するのに、効率なんて求めていられませんよね。
これが理解出来ていない会社は、3つを全て同居させてしまい、結果なんの強みも出せなくなってしまうんです。
昨日は「回転率を上げた効率重視で売り上げを上げていくぞ!」と言っていたのに、今日になったら「お客様との対話をもっと大事にしていこう!」と言われたら、社員はみんなパニックですよね。
でも3つの文化を同居させるという事は、社内ではこのようなことが起こってしまっているんです。
文化というのは一つに絞り、そこに突き抜けていく事が必要なんです。
自社文化の強みに合った戦略を取ろう
自社が作れる強みの文化は、3つのうち1つしかありません。
その強みを見つけていくためには、社長は自分の強みと切り離して考えることが必要です。
なぜなら、例え社長が独創的な人であっても、その会社の強みが独創的だとは限らないからです。
だからまずは自社が本当に持っている強みは、3つのうちのどれなのかを明確にし、それを文化として社内に共有していく事が重要です。
サイボディは3つの中では「顧客戦略」を中心とした文化になっていて、ウェア・タオル・シューズが無料で使い放題のサービスなど、めちゃくちゃ非効率な戦略を取っています。
しかし、非効率であろうとお客様が使いやすくなり、お客様と関わり合う事があサイボディの強みである文化なので、これからもその一点にコミットしていきます。
あなたの会社はどの文化に当てはまりますか?
まずはしっかりと自社の文化を理解して、一つの強みで突き抜けていきましょう。
では、そろそろ3分になりますので今日はこの辺で、今日もあなたが豊かな一日が送れる事を心から願っています!
この記事へのコメントはありません。