どうも河野です。
今回は「顧客ターゲットは一つに絞ってはいけない」というテーマでお話ししていきます。
まずはじめに、「今日はどうしてもこれだけは覚えてくれ!」という結論をお伝えします。
それは、「自分の商品(サービス)のもう一つのターゲットを見つけだそう」という事です。
よくお客様のターゲットは一つに絞らなきゃいけないと言われますよね。
でも実は一つに絞るだけでは、爆発的な成長をしていくことができないんです。
今回はあなたも知っているであろう人気作品「鬼滅の刃」と、人気バンド「BABYMETAL」を例に出して3分を目安にお話ししていきます。
今日も僕の頭と心を共有していきます。
インスタントスタディ、スタートです。
【鬼滅の刃】顧客ターゲットは一つに絞ってはいけない
二つのターゲットで伝説的ヒットをした「鬼滅の刃」
鬼滅の刃はあなたもご存知だと思います。
一時期は目にしない日はないというくらい、コラボ商品が立ち並んでみんな鬼滅の刃の話をしていましたよね。
僕も大好きな作品で、映画では煉獄さんに感動してこれからの返事は全て、「うむ!」にしようかと悩んだくらいです。
そんな爆発的なヒットをした鬼滅の刃は、実は二つのターゲットを手に入れてブームを起こしたんです。
その二つのターゲットとは、「子供」と「親」です。
アニメというのは今まで、恥ずかしいものだという位置づけでずっと見られていたため、子供か一部の大人しか見ないものでした。
しかし、コロナで学校が休校になった事により、子供がみていたアニメを今まで見ていなかった親も一緒に見るようになり、親までファンになっていったんです。
このことによってアニメの面白さがSNSなどで一気に広がり歴史的なブームになりました。
この親をファンに取り込めたというのは非常に大きなことなんです。
なぜなら子供が欲しがる鬼滅の刃グッツを、親もちょっと欲しいから買ってあげちゃうという事が多発するからです。
そして普段はやらないユーフォーキャッチャーなんかも、「鬼滅の刃ならいいか」という事で親のお財布のひもはユルユルにされてしまったんです。
コラボ商品や映画の興行収入など全て合わせると、鬼滅の刃の経済効果は2700億円を超えるものになったと言われているので、みんながどれだけお金をつぎ込んだかわかりますよね。
鬼滅の刃は僕も大好きですけど、ここまでのブームは正直コロナも重なっての偶然だと思っています。
僕は放送開始から見ていたけど、放送終わって半年後くらいにコロナがきてブームになるまで、誰も鬼滅の刃の話なんかしてなかったですしね。
内容も首とかガンガン飛ぶし、血もバシャバシャ噴き出すし、「殺す」とかのセリフ連発するしで、自分の5歳の子の教育に良いのかって言われたら、全然悪いですよね(笑)
そんな過激なアニメでも親が好きになってしまえば構わず見せてしまうので、やっぱりブームを起こすっていうのは本当にすごいことですよね。
もう一つのターゲットを見逃さず親を狙ってのコラボ商品どんどん出していった、この二つのターゲット戦略によってブームが伝説的なものになった事からは、僕らは学ばなければいけません。
二つのターゲットで世界で活躍する「BABYMETAL」
BABYMETALはアイドルとヘヴィメタルの融合したバンドになります。
BABYMETALって可愛い3人の女の子が激しい音楽に合わせて歌っている、ちょっと変わったアイドルのようなイメージがありますよね。
実はBABYMETALは日本のアーティストとして坂本九さん以来となるアメリカのビルボードランキングで、なんと40位に入るという偉業を成し遂げた伝説的なヘヴィメタルバンドなんです。
このBABYMETALこそ、まさに二つのターゲットを狙った戦略で、世界で活躍するまでに成長した例なんです。
BABYMETALはただのヘヴィメタルバンドではなく、「神バンド」と呼ばれる最高のバンド演奏者がバックで天才的な演奏を行い、前では天使のように可愛いアイドルが歌っているという構成のバンドです。
一時期テレビなどでもよく取り上げられていましたよね。
この構成が何をもたらしたのかというと、神バンドによる天才的な演奏で50代のヘヴィメタルファン、そして10、20代のアイドルファンという全く異なる二つのターゲットを狙うことができたんです。
今までアイドルに興味のないヘヴィメタルファンをターゲットにしたことで、狙える市場を一気に拡大しアイドルとして初めて世界で認められる存在となったのです。
そして、このBABYMETALのブームにはもう一つヒットした理由が隠されています。
それはターゲットである50代と10代の関係性は、親子であるケースも非常に多かったという事です。
音楽好きなお父さんは音楽からファンになり、子供たちはアイドルからファンになる、そして家族で共通の話題が生まれ、よりBABYMETALファンとしての熱を高めていったんです。
自分が好きなものって共感できる友達と話すと、盛り上がってより一層好きな気持ちが高まってファンになっていきますよね。
今回紹介した二つの事例は偶然「親と子」という二つの年代のターゲットでしたが、それ以外にも関東だけで展開していた「富士そば」が、外国人客に目を付け世界進出を果たすなど、組み合わせは数えきれないほどあるんです。
今はターゲットにできていない、もう一つのサービスを欲しがっている層がいないか考えてみましょう。
では、そろそろ3分になりますので今日はこの辺で
今日もあなたが豊かな一日が送れる事を心から願っています!
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