どうも河野圭祐です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は【経営の落とし穴】税理士の言葉を信じすぎてはいけないというテーマでお話ししていきます。
まず初めにいつものように「どうしてもこれだけは覚えてください!」、という結論からお伝えします。
それは、「税理士は経営者ではない」ということです。
税理士というのは会社の経営状態を把握し、時にはアドバイスをくれる存在です。
多くの経営者は税理士のアドバイスを信頼し、経営方針などを決めていきます。
しかし、この税理士のアドバイスというのは、数字でのみ判断されたアドバイスであり、税理士のアドバイスを聞きすぎて失敗する経営者というのは、実はたくさんいるんです。
こんかいはそんな経営の落とし穴である、税理士の言葉を信じすぎてはいけないという事に関して、3分を目安にお話ししていきます。
今日も僕の頭と心を共有していきます。
インスタントスタディ、スタートです。
経理と経営戦略は別のもの
税理士の言葉を信じすぎてはいけないって少し驚きですよね?
税理士の仕事というのは、基本的には税務に関する管理とアドバイスをすることで、税務に関する勉強を専門的に行ってきた経理のスペシャリストです。
そんなスペシャリストの言葉であればちゃんと全部聞いたほうが良いんじゃないかと思いますよね。
でも、現実に税理士の言葉を聞きすぎて、失敗した経営者がたくさんいることも事実なんです。
なぜなら、税理士のアドバイスというのは、あくまで数字上でのアドバイスであり、経営戦略のアドバイスではないからです。
経営というのは会社の数年後、数十年後の未来を想像しながら、長期的に経営戦略を立てていく必要があります。
しかし、税理士がくれている税務上のアドバイスというのは、いまの収入がどれくらいあってどれくらいの支出があるかなどの、いたって短期的な数字でのアドバイスになるんです。
税理士のアドバイスを聞きすぎて失敗する経営者というのは、この短期的な経理の問題と、長期的な経営戦略の問題をごちゃ混ぜにしてしまう事で失敗してしまうんです。
税理士を信じていたらサイボディは潰れていた
実はサイボディも税理士のアドバイスを全部聞いていたら、今頃潰れていた可能性があるんです。
僕達は創業から一貫してリスクを取ってでも、出店を進めていく戦略をとっていくことを決めていました。
一店舗目を出店してすぐに二店舗目の出店を検討した時、この戦略に対して担当の税理士さんは何をしたのかというと、「今はまだ足元を固めるべきだ」というアドバイスをして出店に反対してきたんです。
確かに数字だけ見れば足元を固めるべきかもしれませんが、僕達は経理と経営戦略というのは切り分けて考えていました。
なぜなら、出店なくして会社の未来はないという事が、僕達には見えていたからです。
その出店が必要な要因は二つあります。
要因①若い優秀な人材が確保できなくなってしまう
サイボディの最大の強みとして、向上心あふれる若い人材がたくさんいるという事があります。
若い人材を確保していくためには何をしていかなければならないのかというと、希望ある未来と夢を見せなければなりません。
夢と希望を与えていくために、会社というのは成長を形で見せる必要があり、それができなければ優秀な人材ほど離れていってしまいます。
確かに早期での出店は数字上はリスクかもしれませんが、サイボディの強みである若い優秀な人材の確保ができなくなれば、どちらにしてもサイボディは終わってしまうので、出店というのは必要不可欠だったんです。
要因②ブランドが確立できなくなってしまう
僕達は一店舗目を出店した時から、他社の同業態のジムが出店してくることは予想していました。
他者が出店してきたタイミングでサイボディが複数展開できていなければ、ブランドを確立していくことができなくなってしまいます。
だから数年のうちに山梨の主要地域に、最低でも3店舗出店する必要があると思っていました。
現在では主要地域に3店舗出店することができ、山梨ではサイボディというブランドを確立することができたんです。
結果的に、もし税理士のアドバイスを全て聞いて、すぐに複数出店をしていなかったら、コロナの影響で出店ができず人材が流失し、ブランドも確立できず今頃終わっていましたよね。
このように、数字上の短期的な目線というのも大事なのですが、長期的な経営戦略とは切り離して考えることが必要なんです。
会社の未来を考えるのは税理士ではなく、経営者であるあなたです。
税理士は経営者ではないという事を、しっかりと理解しましょう。
では、そろそろ3分になりますので今日はこの辺で、今日もあなたが豊かな一日が送れる事を心から願っています!
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